<少林寺全景>


<山門>

 1732(享保17)年建立。1階は一対の仁王像(1846年作)があり、2階には梵鐘がある。種々の雑木が使用され、1階から2階まで通った柱はなく、建物と釣鐘の重みで安定されている珍しい建築様式。

<本堂>

 1993(平成5)年再建。

 本堂内には、「山形弘」画伯(津山市)の作品で、当山に金龍銀龍が舞う幅3.3mの見事な壁画が一対ある。

金龍

銀龍


<本尊 (本堂)>

 本尊「十一面観世音菩薩」は、岩谷城を築城した山名教清寄進の岩谷山慈悲門寺の本尊であったが、当時(戦国時代)の情勢により開基・大河原彈正が少林寺に移したものと伝えられる。

<位牌堂>

<開山堂>

<客殿>


<観音堂>

 1698(元禄11)年に建立。檀信徒の寄付と津山城初代藩主・森忠政が廟の格天井を移して寄進した。

<本尊(観音堂)>

 本尊「聖観世音菩薩」は、1600(慶長5)年、西大寺(備前)付近の河中から一漁夫が発見し勧請。行基の作と伝えられる。


<経蔵>

 明治時代に建立。八角の書架がまわり一切経が蔵められている。

正齋(まさなり)身代わり地蔵菩薩

水子地蔵菩薩

六地蔵菩薩

少林寺霊苑

<庫裡>

 1978(昭和53)年建立。西側の壁に版画で有名な「毎来寺・岩垣正道老師」(真庭市)の「菩薩来迎の図」壁画の作品がある。

忠魂碑

稲荷堂

地蔵菩薩

<御詠歌>

「うえ村や小林寺の梢にも法を唱ふる松風の音」