「三心(さんしん)」とは、「喜心(きしん)」「老心(ろうしん)」「大心(だいしん)」『典座教訓』という書物に道元禅師が食事を作る心構えが示されています。
喜心とは、喜びの心です。
人間に生まれた喜びや感謝。今、目の前にある生命(食材)の恵みに対しての喜び。料理が出来る喜び。
老心とは、孫や子供を愛するような慈しみの心。
母が我が子を思うように、無償の愛情をもって調理すること。
料理を召しあがる人のことを思う「おもてなし」の心です。
大心とは、山の如く高く海の如く広い寛大な心です。
どんな方へも偏見や固定観念を捨て、召し上げる人のことを思うことです。
親切丁寧な心掛けと作法です。
つまり、喜心=つくる喜び
老心=もてなす喜び
大心=相手の立場を思う喜び、親切心です。
この三つの心を大切に実践したいものです。
少林寺20世 清涼 晃輝(せいりょう こうき)
1979(昭和54)年生まれ
豊川稲荷(妙厳寺)
愛知学院大学卒業
㈱坪井屋佛檀店
大本山永平寺
動物供養総本山 長楽寺動物霊園などで修行
平成21年 少林寺、蓮光寺(奈義町)住職就任
曹洞宗 圓通閣 澤龍山 少林寺
(美作西國三十三観音十一番札所)
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