「両箇の月(りょうこのつき)」というお話しがあります。
瑩山禅師が「月が二つあることを知っているか?」と、峨山禅師に尋ねます。
その答えをみつけるため、峨山禅師は修行に精進され、ついに瑩山禅師が指を鳴らす音を聞いた瞬間、その真意を悟られました。
一つは天に輝く月。もう一つは自らが宿す月です。
月は、常にその光を私たちにありのまま照らしてくれます。その光を頂く私たちは、自分の都合でみて感じていないだろうか。心のあり方により月のとらえ方が違ってくる。色眼鏡を外し、ありのままの大切さに大悟されました。
少林寺20世 清涼 晃輝(せいりょう こうき)
1979(昭和54)年生まれ
豊川稲荷(妙厳寺)
愛知学院大学卒業
㈱坪井屋佛檀店
大本山永平寺
動物供養総本山 長楽寺動物霊園などで修行
平成21年 少林寺、蓮光寺(奈義町)住職就任
曹洞宗 圓通閣 澤龍山 少林寺
(美作西國三十三観音十一番札所)
〒709-4606 岡山県 津山市中北上1150番地 ℡0868-57-2303