供養とは?


供養とは、「供給資養(きょうきゅうしよう)」という言葉を略したものです。

供給は、お供えものをする。
資養は、与えて養う。

 

供養とは、お供えものを与えて養うという意味です。

 

供養という字は、「人が共に養う」書きます。

私がお供えすることが、亡くなった方を養うことになるのですね。

同時に、自分自身も亡くなった方に養われているともいえます。

仏教には、『三輪清浄(さんりんせいじょう)』の教えがあります。
与える者(施主)
受ける者(受者)
施すモノ(供物)

この三つが常に清らかな状態が大事である。

損得勘定のなく、見返りを期待しない。

 

純粋な心持ちが大事です。
例えば、①私が(施主) ②死者へ(受者) ③牡丹餅を施す(供物)

①与える側が喜んで施す

②受ける側も喜んで頂戴する

③不正に手にしたものでなく清浄なもの

 

①②③全てが、常に清浄に巡りながら繋がり供養される。 

手を合わせる時、自然と迷いは消え、ただ行い念じているのではないですか。

これこそ、三輪清浄。

真の供養になっているのではないでしょうか。

そんなお心で接してみては如何でしょうか。

 

自分なりのご供養を大切になさって下さい。

 

どうぞ素晴らしいご供養になりますようご祈念致します。

 

南無釈迦牟尼仏