供養とは、「供給資養(きょうきゅうしよう)」という言葉を略したものです。
供給は、お供えものをする。
資養は、与えて養う。
供養とは、お供えものを与えて養うという意味です。
供養という字は、「人が共に養う」書きます。
私がお供えすることが、亡くなった方を養うことになるのですね。
同時に、自分自身も亡くなった方に養われているともいえます。
仏教には、『三輪清浄(さんりんせいじょう)』の教えがあります。
① 与える者(施主)
② 受ける者(受者)
③ 施すモノ(供物)
この三つが常に清らかな状態が大事である。
損得勘定のなく、見返りを期待しない。
純粋な心持ちが大事です。
例えば、①私が(施主) ②死者へ(受者) ③牡丹餅を施す(供物)
①与える側が喜んで施す
②受ける側も喜んで頂戴する
③不正に手にしたものでなく清浄なもの
①②③全てが、常に清浄に巡りながら繋がり供養される。
手を合わせる時、自然と迷いは消え、ただ行い念じているのではないですか。
これこそ、三輪清浄。
真の供養になっているのではないでしょうか。
そんなお心で接してみては如何でしょうか。
自分なりのご供養を大切になさって下さい。
どうぞ素晴らしいご供養になりますようご祈念致します。
南無釈迦牟尼仏
少林寺20世 清涼 晃輝(せいりょう こうき)
1979(昭和54)年生まれ
豊川稲荷(妙厳寺)
愛知学院大学卒業
㈱坪井屋佛檀店
大本山永平寺
動物供養総本山 長楽寺動物霊園などで修行
平成21年 少林寺、蓮光寺(奈義町)住職就任
曹洞宗 圓通閣 澤龍山 少林寺
(美作西國三十三観音十一番札所)
〒709-4606 岡山県 津山市中北上1150番地 ℡0868-57-2303