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善き友

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われらは実に朋友を得る幸を讃め称える。

自分よりも勝れあるいは等しい朋友には、親しみ近づくべきである。

このような朋友を得ることができなければ、罪過のない生活を楽しんで、犀の角のようにただ独り歩め。

 (ブッタのことば スッタニパータ 中村元訳 第三章 犀の角 四七)

 

朋友とは善い友。犀の角とは孤独。

お釈迦様は、悪友を避けて善友を求めよ。しかし善友が得られなければ孤独に歩め。とお示しです。

 

六方礼拝経に、友について示されています。

 

■友のように見えて友でない人

 ①何でも取ってゆく者

 ②言葉だけの者

 ③甘言を語る者

 ④放蕩の者(飲酒・麻薬・賭博に溺れる)

 

■信頼できる善い心の友

 ①援助する者

  大変なときに護ってくれる

 ②苦楽を共にする者

  災難で見捨てず、一緒にいてくれる。

 ③為になることを話す者

  悪に入る事を防止。よい情報を提供。

 ④憐れみのある者

  没落や誹謗を喜ばない。繁栄を喜ぶ。

 

寂しさ紛れで悪友と付き合うならば、孤独がよい。

自分と向き合い自分の本当に成すべきことに精進していく。

受ける幸せ、与える幸せがあるが、自分自身が友に寄り添い「善き人」になれるか。