曹洞宗のお線香のお供えは基本一本です。姿勢を正し、一度額に頂き念じてから香炉の中心に真っ直ぐ立てお供え致します。
僧侶が御供えする場合は「迎え線香」と言い、その場を清浄にし仏様や導師を迎えるためにお線香を二本立てます。その後、導師が入りお線香一本を御供えして合計三本になります。但し、葬儀の時は亡き方が迷わないようにと思いを込め、迎い線香は立てずに一本をお供え致します。
形式にこだわり過ぎない事。
全員一本ずつでもよいです。立てすぎによる火災には注意です。
仏様のお食事とも言われますので、丁寧にお供えさせて頂く真心が大切です。お線香は香りを持続させるために作られたものです。御供えさせて頂く方を思い、あまり数にこだわりすぎず、お気持ちを大切にお線香をお供え頂く事がよいでしょう。
< 臨済宗・浄土宗・日蓮宗>
お線香の本数は一本。
< 天台宗・真言宗>
お線香の本数は、基本三本。
「三宝( 佛法僧)」や「三世( 過去・現在・未来) 全てを大切にご供養するお作法です。
< 浄土真宗>
基本一本。線香を立てずに香炉の幅に合わせて折り、自分から見て煙の出ている側を左にして香炉の中に寝かせてお供えします。
少林寺20世 清涼 晃輝(せいりょう こうき)
1979(昭和54)年生まれ
豊川稲荷(妙厳寺)
愛知学院大学卒業
㈱坪井屋佛檀店
大本山永平寺
動物供養総本山 長楽寺動物霊園などで修行
平成21年 少林寺、蓮光寺(奈義町)住職就任
曹洞宗 圓通閣 澤龍山 少林寺
(美作西國三十三観音十一番札所)
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